慣れてきたスリーコード C F G7

前回の「弦は右手の指で弾くかピックか」からのつづき。

CとFとG7のスリーコードにはだいぶ慣れてきた。

特にCは一番最初に覚えたコードなので、かなり慣れ親しんだ感じがする。

最初はCコードの指の形を作るのに、人差し指、中指、薬指、という順番で10秒くらいかかっていた。

しばらく練習したら数秒でできるようになってきて、ようやく1~2秒で形ができるようになったのだ。

ただ、これでもまだ、お姉さんやお兄さんがやるような「瞬間Cの形」にはならない。

実際の曲を弾くには、きっと1秒もかかってはいけないのだ。

パッ、パッ、と切り替えれるように練習していこう。

Aマイナー(Am)コードに挑戦

ふと教本を見てみると、「Am」と書かれているコードがあった。Amは「エーマイナー」と読むらしい。

左手の指の形を見てみると、Cで押さえる指と共通した部分がある。人差し指と中指が共通だ。

つまり、2弦の1フレットが人差し指で、4弦の2フレットが中指。

Cでは薬指が5弦の3フレットだが、このAmでは薬指は3弦2フレットとのこと。ちょっと押さえてみたくなり、やってみた。

コードダイヤグラムという、コードの簡略図のようなものがあり、それを頼りに指を押さえていけば知らないコードでも押さえられるのだ。

2フレットが混み合っている

Amというコードをコードダイヤグラムの指示通りに押さえてみた。

人指し指は2弦1フレット、中指は3弦2フレット、薬指が4弦2フレットだ。

ふと気になったのは、中指ですでに2フレットを押さえているのに、薬指も弦は違うが2フレットを押さえるという。

違う弦2本が、同じ2フレットを押さえるのは難しそうに感じた。

しかし実際にやってみると、中指の4弦2フレットは、自分の目線からみてやや左側に、薬指の3弦2フレットはやや右寄りに押さえれば解決した。

つまり、同じフレットでも、指の自然な並びで押さえればいいということが分かり、全く問題がないことが分かった。

不安でさみしい音の響き

そしていざ弾いてみたのだが、、

「ジャーーーン」

なんかこう、暗ーい、不安な音の響きであった。悲しい音といってもいいだろう。

これが「短調」なのではないかと思った。

これがマイナーコード・短調の響きか

確かに音楽の授業で、イ短調とか、ニ短調とか習った。

それがどういうものが詳しくは分からなかったが、実際に「イ短調」といわれる曲を聴いてみると、暗く悲しいイメージだった。

ということは短調は暗い感じで、長調は明るい感じ。

Am「エーマイナー」というコードの「マイナー」というのが暗いイメージなのだと思った。

「マイナー」に対して「メジャー」という言い方があり、「C」は実は「Cメジャー」と同じ意味だということも、結構あとになって知った。

1本の指の違いで

とにかくこの時は、Cを弾いたあとに、Amを弾くと暗い感じになると知り、音の持つイメージってすごいなと感じた。

また、コード・チェンジとしても、CからAmは構成する音が共通していて、チェンジしやすいんだなと思った。

Cコードを押さえた薬指1本を移動するだけだ。つまり5弦3フレットにあった薬指を3弦2フレットに移すのみでいい。

これはやりやすい。何なら指を見なくてもできそうだった。

スリーコードとしての「C」「簡易F」「G7」と合わせて、「Am」もレパートリーに入れていった。

この、いきなり暗くなる感じも、なぜか楽しいと感じたのだ。

つづきは「Dマイナー(Dm)では小指の登場」へ

 
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