音の名前とアルファベット

前回の「ギターの種類 あれこれ」からのつづきだ。

親戚のお兄さんに初めてギターを習ってから1週間ほど経ち、その時に教わったことを復習していた。

コードはCとG7と「簡易F」を弾いていた。

しかしふと、「このコードで出てくるアルファベットって何なのだろう?」と思ったのだ。

ギターのチューニングを習ったときに、ギターの弦の音は6弦から「ミラレソシミ」だと習った。

と同時に、アルファベットでは「EADGBE」とのことだった。

ミラレソシミとEADGBE

ギターの各弦の音をアルファベットでも表現すると

6弦が「ミ」で「E」
5弦が「ラ」で「A」
4弦が「レ」で「D」
3弦が「ソ」で「G」
2弦が「シ」で「B」
1弦が「ミ」で「E」

ということになる。

アルファベットとドレミ

アルファベットに対して、学校で習った「ドレミファソラシド」が対応しているようだ。

つまり、

ド → C
レ → D
ミ → E
ファ→ F
ソ → G
ラ → A
シ → B
ド → C

ということだ。

これを見てみると、Cのコードというのは「ド」なのか。

Fのコードは「ファ」なのか。

ではG7って何だ? 「ソ」なのか。「7」って何だろう。

いろんな疑問を抱きながら、ギター教本を見てみた。

今の時代のようにインターネットなどない時代だったので、教本だけが頼りだったのだ。

コードの名前とアルファベットの音階

すると、Cのコードは確かに「ド」と関係があった。

というより、初回にお兄さんたちに「ドミソ」だと教わった。

どうやら和音には、基本となる音があって、その基本の音の上に2つぐらい音を重ねたものらしい。

中学生になるとこのあたりの和音の理論を音楽の授業で習う。

小学校でも一部は習うのかもしれないが、当時の自分はあまりよく分かっていなかった。

和音とコードと音楽理論

分からないなりに当時調べた結果では、

「とにかくコードの名前となる音を基本として、その上に音を2つぐらい加えたもの」だ。

だから、Cのコードなら「ド・ミ・ソ」。

Fのコードは、「ファ」を基本の音としてできた「ファ・ラ・ド」。

そしてG7というコードは、「ソ」を基本の音として「ソ・シ・レ」さらに「ファ」が加わったのものだと。

その最後に加わった「ファ」がG7の「7」だということも、だいぶあとになった分かったのだが、

当時は混乱しつつも、そんな感じのものなんだ、と理解していた。

五線譜で確認すると・・・

五線譜もあまり得意ではなかったが、知っている知識で五線譜にコードの音を記入してみると、「なんとなくコードというのは五線譜に等間隔に、音を縦に並べたようなものなんだな」と理解した。

いろいろと小難しいことが多かったのは確かだ。

同時に、理屈は理屈として、まずはコードを覚えようと張り切っていたと思う。

つづきは「弦は右手の指で弾くかピックか」へ

 
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